
と意気込んで臨んだ音楽の授業。
こんな経験で出鼻をくじかれた経験、ありませんか?
- 必要なものを職員室に忘れてきて生徒待たせる
- CDやDVD、学校の機器の不具合でうまく再生ができずオロオロ
- 前回どこまで説明したか思い出せず、説明被ったり飛ばしたり
- 提示したプリント資料が小さすぎて後ろの生徒が見えない・伝わらない


今回は良い授業をする時に大事な「道具」についてお話します。

授業は説明の仕方や、活動内容だけで「良い授業」になるのではありません。
- わかりやすく効果的な資料の提示
- スムーズにテンポよく進む授業進行
- 教える側の余裕をもった指導
授業の内容がとびきり面白いものでなくても、上のような要素があれば生徒たちは授業に自然と引き込まれていきます。

「弘法筆を選ばず」と言いますが、
逆に、道具を選ぶだけで良い授業に近づけるなら安いもの、だと思いませんか?
今回紹介するグッズ・ツールを使って
スムーズな授業の準備や進行ができることによって、
- 授業の流れがスムーズになる
- 授業中の無駄な時間がなくなる
- 生徒が授業にノレる
- 先生の教材準備もラクになる
というメリットがあります。
こんな方に今回の記事をおすすめします。
- 授業の進行に手間取ることが多い先生
- 授業の準備を効率的にして、定時退勤をしたい先生
- 授業改善をして面白い授業を実現したい先生

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Contents
音楽授業で必須!おすすめグッズ4つ

私が音楽の授業で使用している「おすすめするグッズ・ツール」はこの4つです。
- 授業用名簿(評価欄付き)
- 12.9インチiPad
- 接続ケーブル類
- Bluetoothスピーカー

①授業用名簿(評価欄付き)
↑このような「授業用名簿」をエクセルで自作して使っています。

私は授業用にカスタマイズした「授業用名簿」を用意しています。
- どこのクラスでいつ授業があったか
- どの内容の授業をどこまでやったか
- 生徒のどんな様子があったか
を記入できるような体裁にしています。
この名簿を受け持っているクラスごとに作成、
一回の授業で1ページ必要なのでその分の枚数をコピーして
ファイルに綴じて使います。

私は受け持つ全てのクラスの名簿を一つのファイルに綴じていますが、結構多くなるので
クラスが多ければ、1クラス1ファイルに小分けしても良いかもしれません。
この授業用名簿を授業1回ごとに1枚書きます。


全てを丁寧に書き込むのは時間がかかって無理なので、例えば、
- 欠席の生徒の名前の横にだけ「×」印をつけておく
- 評価できそうな発言や表現があった生徒のコメントだけ書いておく
- その授業で決まったパート分けや、リーダーなどを書いておく

これは最終的に「授業の記録」になるので
- 出席表の代わりになる
- 授業をどこまでやったか確認できる
- 生徒の評価や決めたことの備忘録になる
- 評価のネタがたまっていく
後で見返したときに行った授業についてちゃんとわかるので便利。
実際の記入例はこんな感じ。書かないところがあっても気にしません。


授業後の1分くらいでバババっとこれを書いてから職員室に戻るようにしています。
評価時期の前に見返すと、「あ、この子のコメント何もないから評価が困るな」とわかったりするので、次の授業から気をつけて見ることもできたりして便利です。
ファイルはこれを使っています。
丈夫で開きやすく、記入がしやすくて愛用しています。
②12.9インチiPad Pro


授業用に12.9インチのiPadProを購入しましたが、めちゃくちゃ使えます。
スマホやタブレット端末を音楽の授業でこんなことに活用しています。
- 音楽を流す、映像を見せる
- スライド(keynote)を見せる
- 教科書やワークシートをテレビに映し出して提示
- 楽譜を見て伴奏
- 指導案を書く、見る

iPadを使い始めてから、授業で必要なもののほとんどがiPadで代用できることがわかりました。

12.9インチのiPadProは、A4サイズで重いのが難点ですが、
楽譜が見やすく、横置き2ページ表示でも問題なく視奏ができるから、音楽の教員には特におすすめなんです。
iPadの授業への活用については以下の記事に詳しく書いてあります!
【授業の準備が半分に!】音楽教員がiPad Pro12.9インチを使ったら便利すぎた話
③接続用ケーブル類

私が接続ケーブル類で持っているのは以下の4つ
- 延長コード(3口)
- HDMIケーブル
- スマホ・タブレット用アダプタ
- ステレオピンジャック
延長コード(3口)
授業ではデジタル機器を使って授業することが多くなったので、延長コードは自分のものを持っていて、必要な時に使っています。
延長コードは3メートルあって、3つ口くらいのものを選びましょう。
複数の機器を組み合わせて使う場合があり、機器の配置によっては配線が届きづらいこともありますので、長めののもがおすすめです。
学校にあるものを使ってももちろん良いのですが、いちいち借りるのが面倒なので自分のものを持っておくと便利です。
HDMIケーブル
HDMIケーブルはパソコン・スマホ・タブレットとテレビ(プロジェクタ)をつなぐ際に必須のアイテムです。
これも2メートルくらいのものを選んでおくのが良いです。
まずPCとテレビをつなぐにはこれが必要です。
iPhoneなどのライトニング端子とテレビを繋ぐ場合は追加で以下が必要。
(Apple純正品を絶対におすすめ)
↓Android端末やiPad(USB-Cタイプで接続する機器)からはこのコードがあれば大丈夫です。
ステレオピンジャック
- スマホ・パソコンの音声をBluetooth非対応のステレオで
- テレビの音声をステレオで
- Bluetooth非対応の機器の音声をBluetoothスピーカーで
こんな時にはピンジャックが必要になります。以外と使う機会があるので、持っておくと良いです。
④Bluetoothスピーカー

音楽教員に私が最もオススメしたい高コスパツールは「Bluetoothスピーカー」です。
- 高音質でスマホやタブレットの音を流せる
- 無線接続ですぐに曲が流せる
- 音楽室以外でも電源のない場所でも使える
細かいことを気にしなければ、

とすぐに曲をかけることができるのがよいところ。
音質だけを取れば音楽室の大きなスピーカーには負けますが、
便利さ、機動性に優れているので、
曲をかける時の準備や手間のストレス、タイムロスがなくなり、快適・スムーズに授業が運ぶようになります。
音楽教員におすすめなのがBOSEのサウンドリンクミニⅡです。
持ち運びがしやすいこのサイズのBluetoothスピーカーの中では最強の音質です。

【便利グッズ】良音Bluetoothスピーカーで音楽授業のコスパを爆上げ
Bluetoothスピーカー音質比較(BOSEとAnker)
まとめ 授業に必要なグッズを揃えて良い授業に!

音楽の授業を流れの良くわかりやすいものにするためのグッズを紹介しました!
- 授業用名簿
- スマホ・タブレット
- 接続ケーブル類
- Bluetoothスピーカー

↑自立するので、職員室のデスクの下に置いて授業の時はバッグごと持っていきます。15〜16インチのパソコンもギリギリ入る大きさ。肩掛けできるとさらに便利だったかな、と最近は思っています。
授業の必須アイテムをバッグにひとまとまりにしておけば、「とりあえずバッグごと」持っていけば良いので、授業準備に時間を取られることも少なくなります。
いろいろなグッズを今回紹介しましたが、

確かに。
「お金をもらいにいく仕事なのに、その仕事のためにお金を使うなんて」と思うかもしれません。

現状なかなかそうもいかないのが学校の実情ですよね。
私が授業で使う道具を自分で買っている最大の理由は、
職場で準備されているグッズは共用なので、
「使いたい時に他の人が使っていたりする」「機能が不十分だったり不具合があったりする」
というトラブルがあるからです。
そういう理由でドタバタして予定していた授業ができなかったり、
準備に時間を取られてしまったりしていたら、
- 授業のクオリティが下がる
- 自分の仕事時間も増えてしまい、時給換算すると時間あたりの給料が下がる

教員にとって、授業で使うグッズは「職人の飛び道具」と同じ。
自分で選んだ「良いもの」を使うことが「良い授業」に直結します。
今回は以上ですっ!
