
以前教員の便利な道具の一つとして、Bluetoothスピーカーを紹介しました。
手軽にスマホやタブレットから音楽が再生できるBluetoothスピーカーは音楽(でなくても)教員の強い味方です。
この記事で紹介したBluetoothスピーカーですが、
BOSEの「サウンドリンクミニ」というもので、

と思っています。
値段は22,000円〜24,200円。結構お高め。
が、今回別のBluetoothスピーカーも購入してみました。
Ankerの「サウンドコア2」という商品で、
なんと値段はアマゾンで4900円。それよりも下位の機種なら3900円!
Ankerのサウンドコア2は、BOSEのものと比べて
値段が4分の1以下という衝撃の安さなんです。


安くて良い音質のBluetoothスピーカーがあるならもちろんそちらを選びますよね!
というわけで、音にうるさい音楽教員の私、コギトが、
BOSEのサウンドリンクミニと、
Ankerのサウンドコア2の、
音比較をしてみました。

- Ankerのサウンドコア2は声やボーカルをくっきり再生。でも全体的に薄っぺらい音響
- BOSEのサウンドリンクミニは重低音や音の広がりがとてもよく、立体感がある耳に痛くない充実した音質で再生する
- 教室でポップスなど歌ものを多く流す&BGM的な使い方ならサウンドコアでも十分
- 歌もの、オーケストラなど様々な音楽をそれなりの音質で聴かせたい音楽教員はBOSEがオススメ
教員にとってBluetoothスピーカーは一つは持っておいて損のないものですが、


みなさんのBluetoothスピーカー選びの参考にしてください!
Contents
BOSE/Soundlink miniとAnker/SoundCore2の音質比較!


- 夜に駆ける / ポップス
- おお運命の女神よ(カルミナブラーナ) / オーケストラ
- 白鳥 / 室内楽曲
- 水の戯れ / ピアノ曲
- 夜の女王のアリア / 声楽曲
聴き比べを動画にしましたので、音の差がわかりやすいイヤホンなどで聴き比べてみてください!
①夜に駆ける / ポップス
- Ankerの方がクリアな音質、声が聴きとりやすい
- BOSEのサウンドリンクミニはすこしこもった音、低音のベースやバスドラムはずっしり響いて気持ちが良い
乾いたサウンドが魅力のYOASOBIの「夜に駆ける」。

逆にBOSEの方で聴くと、少し音がこもりがちに聴こえます。
②おお運命の女神よ(カルミナブラーナ) / オーケストラ
- Ankerでは、完全に曲にスピーカーが負けている印象。雑音(音割れ?)も気になる
- BOSEのサウンドリンクミニは大音響にも負けず、しっかり音を再現できる
フォルテッシモの大音響をいかに再現できるか、という観点で選んだ「カルミナブラーナ」ですが、
やはり安価なAnkerのスピーカーでは低音や音の迫力に欠けます。
しかも高音のフォルテシモは「つんざく」感じで、耳に痛いです。
その点、BOSEはさすがで、低音や高音のフォルテシモにも迫力があり、ボーカルは聴きとりにくい印象はあるものの、耳に痛い音もなく、満足して聴けます。

③白鳥 / 室内楽曲
- Ankerでは、「ラジオで聴いているような」感じがある
- BOSEのサウンドリンクミニは「そこに演奏者がいるような臨場感」がある
今度は静かで小編成な音の再現性はどうなのか、チェロとピアノの「白鳥」で聴き比べしてみました。
この曲でもBOSEが圧勝という印象を受けました。
チェロの深く心に入ってくるチェロの音の魅力がしっかり鳴っていて、
チェロ奏者がそこにいるような臨場感があります。

BOSEは先ほどのカルミナブラーナのような大音量だけでなく、小編成の楽器による弱音もしっかり再生してくれるということがわかります。
対してAnkerはラジオで聴いてるような感じがして、どこか「音楽が遠い」印象の鳴り方です。
④水の戯れ / ピアノ曲
- Ankerでは、高音がくっきりと再現される
- BOSEのサウンドリンクミニは低音が聴きとりやすい

Ankerは中音域〜高音域をしっかり再生するようなので、
水の戯れで演奏される高音域の音のすばやい連続もくっきりと聴きとることができました。
対して低音が魅力のBOSEは、高音の音の連続で何の音を演奏しているのか判別しづらい印象があります。逆にピアノの最低音付近の音は、何の音が鳴っているのか判別しやすかったです。
それぞれスピーカーの売りがわかりやすい聴き比べでした。
⑤夜の女王のアリア / 声楽曲
- Ankerでは、声と歌詞がききとり安いが、BGMが「脇役」な感じの鳴り方
- BOSEは歌詞の聴きとりにくさはあるが、BGMも含めて良い音質で再現
音楽の授業ではオペラなどを鑑賞する機会も多いのでオペラアリアで比較してみました。
Ankerは歌手の声が聴きとりやすく、さらに歌詞(子音)も聴きとりやすかったので、歌詞などに注目して聴きたい・聴かせたい時にはAnkerが向いている、と思いました。
しかし、BGMのオーケストラが後ろに追いやられているような音質で、伴奏の音に着目して聴きたい・聴かせたい場合には不向きだと思いました。
BOSEはその逆で、歌詞(子音)が聴きとりにくいのですが、「音楽全体として声もBGMもよく鳴っている」感じがしました。
まとめ 音楽の先生はBOSEをオススメ


最終的には自分の音質の好みや、お財布との相談になると思いますが、
私は音楽教員であり、少しでも良い音質で生徒に音楽を届けたいので、
BluetoothもBOSEを選んで正解だったと今回の比較で思いました。

- さまざまなジャンルの音楽で総合的に音質良く聴ける
- 臨場感のある音質、大音響や弱音の表現で生徒の良い音楽体験に貢献できる

また、音楽教員でない方や、用途などによってはサウンドコアでも十分な場合もあります。

- 声や歌詞が聴きとりやすい
- 低価格・防水機能付き
ポップスなどボーカルばかり聴く場合や、野外など様々な場所で聴くなどの用途がある場合はAnkerでも良いかもしれませんね。
教育現場で大活躍のBluetoothスピーカー。この記事が参考になれば幸いです!
今回は以上です!
