オペラの鑑賞授業に結構使える本、みつけました !
こちらを購入して授業のプリント作ったらめちゃくちゃ授業準備が楽だったのでおすすめします。
『マンガでわかるオペラのしくみ』/ 小畑恒夫著
オペラの音楽について学ぶとき、「そのオペラがどんな話なのか」ということには必ず触れることになりますが、
意外とあらすじ説明って時間食っちゃったりするよね…
あらすじを知る事はオペラの鑑賞する上で必要な事ですが、あらすじを知る事自体は音楽の学習ではないのでなるべくサッと終わらせて本文である「鑑賞」と「音楽の学習」に進みたいですよねぇ。
この本、見開き2ページであらすじがマンガでわかっちゃうんですよ…。
オペラについて自分が知識をつけつつ、そのまま生徒用の教材にも転用できるので本当に便利です。
自分で読んでオペラについて知るも良し、コピーして教材として使うも良し。雑誌のようにライトでさくさく読めます。
今回はこの書籍がどう授業で役立つのか解説していきますのでぜひご覧ください!
↓オペラの鑑賞授業ネタがダウンロードできます↓
ブログ運営者
コギト|音楽教材研究家
- 音楽教員歴18年の元音楽教員
- 教員辞めても教材研究が好きで続けている
- 元作曲専攻で鑑賞や創作の授業が得意
- ピアノはコンクール全国大会入賞レベルでピアノ動画チャンネル(YouTube)も運営
- ICTを駆使・時短マニア
- noteで自作教材をアップ、3000ダウンロードを突破!
- 音楽や音楽教育に関することをX(Twitter)でも発信中
『マンガでわかる「オペラ」の見かた』の便利な点
授業で使うのに便利なのはこんな点。
- オペラのあらすじが見開きページで理解でき、プリント転用も簡単
- 人物相関図や豆知識なども授業の資料として秀逸
- 授業で扱いそうなオペラは全て収録(50タイトル)
- オペラ作品だけでなく、オペラの基礎知識も載っている
便利①:オペラのあらすじが見開きページで載っている
なんといっても見開きっていうところが教材作るときに便利!
「あらすじを知る」という事についてはこの本の見開き2ページを見れば、他に説明は不要というレベルのわかりやすさ。
細かい状況などはカットされていますが、「短時間でざっくりオペラのあらすじが理解できる」ように解説されています。
しかも見開きで完結しているのがうれしいところ。このページをコピーしちゃえばすぐにプリント一枚完成!しちゃいます!(A5サイズの本なので、見開きだとちょうどA4サイズでコピーできます)
2〜3時間にわたるオペラのストーリーを説明しようとすると、
- 自分がまずちゃんとわかっていないといけない
- あらすじの資料をわかりやすく作ろうとすると結構大変
こんな感じで情報の収集にも、プリント作成にも、授業での説明にも、意外と時間を取られます。
この本のあらすじページをプリント配付しておいて「授業までに読んでおいてね」という感じはありかも。
- 授業で本のコピーを配布していいの?
-
今回の本のような資料をコピーして生徒に配布することは学校で行う分には著作権侵害には該当しないので大丈夫です。ただし出典を明示しておく必要はあります。
「マンガでわかる「オペラ」の見かた/誠文堂新光社より引用」などのようにプリントの隅に手書きでも書いておけばOKです。
便利②:人物相関図や豆知識なども授業の資料として秀逸
↑見開きページには、簡単な人物相関図も載っていますので、
登場人物とストーリーの理解がスムーズに進みます。
とくに音楽の授業では、一部分だけを鑑賞することが多いから、こういう図があると、「この人が歌うアリアを今から聴きます」とか、説明しやすい。
また、マンガのあらすじの下の部分には、「作曲者、原作者、初演の年、何幕の構成か」などの地味に役立つ基本情報や、オペラの成立の背景が文章で載っています。
ここから自分が取りあげたい情報だけピックアップして説明すればいいわよね!
一番下に小さく載っている「豆知識」の部分も、生徒に話す息抜き話のネタになりますね。
便利③:授業で扱いそうなオペラは全て収録(50タイトル)
授業でやりそうなこんなオペラ、全部載ってます!
- ロッシーニ / セビリャの理髪師
- ヴェルディ / アイーダ
- ヴェルディ / リゴレット
- ヴェルディ / 椿姫
- プッチーニ / 蝶々夫人
- プッチーニ / トスカ
- プッチーニ / トゥーランドット
- モーツァルト / フィガロの結婚
- モーツァルト / 魔笛
- ウェーバー / 魔弾の射手
- ワーグナー / トリスタンとイゾルデ
- リヒャルトシュトラウス / サロメ
- リヒャルトシュトラウス / ばらの騎士
- ビゼー / カルメン
- 團伊玖磨 / 夕鶴
他にも全部で50タイトルの作品が掲載されているので、音楽の授業で取り上げる作品は全て網羅しているといえます。
便利④:オペラ作品のあらすじだけでなく、オペラの基礎知識も載っている
オペラのあらすじ以外でもこんな情報がわかりやすく見開きで解説されています。
- オペラ作曲家の紹介ページ
- オペラ誕生の歴史
- オペラのジャンル紹介
- オペラの舞台を作る人たち
- オペラの声の役割(パートの種類)
- ドイツオペラとイタリアオペラ
オペラに詳しくない私でもこれを使えばなんとか授業いけそうだわ。ホッ。
『マンガでわかる』シリーズは授業でかなり使える!
あらすじが漫画で見れて、見開きコピーでA41枚の資料にして配れる、授業に大活躍のオペラ本。今すぐ授業で使わなくても、オペラについての基礎知識をつけたり、なにか疑問に思ったときに開いて紐解くのに最適な書です。
音楽以外の知識も必要になってくるオペラの授業の大きな助けになってくれるはずですよ
他にもマンガでわかる「能・狂言」や「歌舞伎」もあります!
オペラ鑑賞の教材がダウンロードできます。
音楽の授業準備が大変とお困りの先生へ
教材準備の時間を3分の1にして定時退勤しながらも生徒が前のめりになるおもしろい授業をする方法
わかりやすく簡単にオペラの鑑賞・創作・器楽授業ができるダウンロード教材あります!
- わかりやすい図解・音源入りのスライドデータ
- スライド連動のワークシートもついてすぐに授業ができる!
授業のネタがこれでもかと詰め込まれ、この教材だけで授業できるセットになっています。
オペラは長いゆえにポイントを絞って授業をしないと長々と鑑賞させて終わりになりがちですし、教材研究も大変。
以下のリンクから教員歴18年のベテラン音楽教員が10時間以上をかけて作り込んだ授業用教材が1クリックで手に入ります。
この教材は有料ですが、無料でネットに落ちている指導案やワークシートとはまったく別物。超作り込んだ教材です。教材は随時アップデートも行っているので、教科書が変わって古くなってしまうこともありません。スライド・ワークシート全て揃っているオールインワンの教材は他にはありませんよ。
↓気になった方は教材をチェックです!
準備短縮しておもしろ授業
オペラ鑑賞授業の導入に!
鑑賞から創作・図工まで!
今回は以上です!
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