中学校の音楽の授業で定番の鑑賞教材オペラ「アイーダ」のあらすじを解説します。

鑑賞授業用にはこのくらいで十分、という内容に絞って解説しています。
- これからアイーダのオペラを鑑賞するからあらすじを知りたい人
- アイーダを授業で教えるからあらすじを理解したい先生
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Contents
オペラ「アイーダ」のあらすじ
まずは人物相関図を確認しておきましょう。

↓登場人物の紹介はこちらのページから確認してください。
オペラの場面設定
オペラアイーダの場面設定は以下のようになっています。
時代:古代
場所:エジプト
状況:エジプト軍とエチオピア軍との戦争の中での話

第一幕のあらすじ

第一幕第一場(王宮の広間)
エチオピアとの戦いの指揮官が神の信託によって決められることが司祭のランフィスによって語られます。ラダメスが「自分が指揮官になったら、戦いに勝って、アイーダと結婚したい(という感じのこと)」を歌います。
アイーダとラダメスは両思いだが、エジプト王女アムネリスもラダメスが好き。
アムネリスはアイーダが恋のライバルだということに気づき、嫉妬します。
そんな中、ラダメスはエチオピアとの戦いの指揮官に命ぜられることになり、アイーダは父のエチオピア王アモナズロと愛するラダメスが戦うことになったことを嘆きます。
第一幕第二場(神殿)
第二場では祈りの音楽と儀式の踊りでラダメスの勝利を祈願する様子が描かれています。
第二幕のあらすじ

第二幕第一場(アムネリスの部屋)
エジプト軍勝利の一報が入り祝宴の準備中。アムネリスがアイーダとラダメスの仲を訝しく思い、奴隷のアイーダを呼んで「ラダメスがエチオピア軍に殺された」とカマをかけアイーダがラダメスを愛していることを白状させます。アムネリスも自分がラダメスを愛していることを伝え、奴隷ではなく自分がラダメスを手に入れると宣言します。
第二幕第二場(城門)
凱旋の場面。ラダメスがエチオピア捕虜を連れて帰ってきますがそのなかにアイーダの父アモナズロ(ここでは自分が王だということを隠している)も。勝利の報酬に捕虜たちを解放するように要求するラダメスですが、エジプト王はアモナズロを捕虜として残したまま他は解放することに。エジプト王はラダメスへの褒美に娘アムネリスを嫁にすると宣言し、アムネリスは喜び、ラダメスとアイーダは絶望。そんな中、アモナズロは「エジプト軍の秘密を聞き出せ」とアイーダに耳打ち。さまざまな思い渦巻くフィナーレとなります。
第三幕のあらすじ

ナイル川岸でアイーダが「祖国にはもう戻れない」と悲しみのアリアを歌います。そこへ父アモナズロが現れ、「祖国のためにラダメスから軍事上の秘密を聞き出せ」とアイーダに命令します。
アイーダとラダメスが会い、秘密をアイーダにしゃべってしまったラダメス。立場がないラダメスを誘って3人で逃げようとするも、ラダメスは(半ば自主的に)秘密を話した罪で捕らえられます。
第四幕のあらすじ

第四幕第一場(王宮)
第一場ではアムネリスが捉えられたラダメスを何とか助けだそうとします(「私に振り向いてくれるなら…」というアムネリスのエゴがあります)。ラダメスに「自分と一緒になってアイーダは忘れることで罪を許してもらえるようにするから」と提案しても断固拒否されます。結局助けることもできず言い合いのようになってしまい、ラダメスは裁判にかけられます。自分の嫉妬心をアムネリスは後悔。
何も弁明をしないラダメスは死刑になってしまい、生き埋めの刑が確定。
「司祭たち、なんてひどい奴ら」とアムネリスの呪いの言葉とともに第一場が終わります。
第四幕第二場(神殿と地下牢)
生き埋めの地下にあらかじめ忍び込んでいたアイーダとラダメスが再会。悲運な状況の中、永遠に愛を確かめあい、天国のような二重唱が歌われます。墓の上では、そのことを知らないアムネリスがラダメスに祈っています。ここで幕引きとなります。
オペラ「アイーダ」は三角関係の物語

オペラ「アイーダ」のあらすじが最低限理解できるようにぎゅっとコンパクトにまとめました。

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今回は以上です!