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【人物相関図】オペラ魔笛の登場人物とアリアをわかりやすく解説(動画あり)

【人物相関図】オペラ魔笛の登場人物とアリアをわかりやすく解説(動画あり)

この記事ではオペラ「魔笛」の登場人物とそのアリアについて紹介しています。

コギト

人物相関図はこんな感じです。


オペラ魔笛の音楽授業教材
より

オペラ魔笛は1曲ずつが独立して展開されるナンバーオペラで、どのキャラクターにもそれぞれの名曲があり、アリアを聴くだけでも楽しめます。

アリアの動画と一緒に紹介しますので、これを機会に魔笛の登場人物について理解していってくださいね。

魔笛のあらすじについてはこちらで書いています。

【あらすじ】オペラ「魔笛」を漫画風イラストで簡潔に解説!

↓「魔笛」を題材にした音楽授業の教材もダウンロードできます!

▶️【高校音楽】オペラ魔笛鑑賞授業(スライド・ワークシートあり)
▶️【よくばり音楽授業】パパゲーノとパパゲーナの二重唱鑑賞→創作→図工ネタ!

ブログ運営者

コギト|音楽教材研究家

  • 音楽教員歴18年の元音楽教員
  • 教員辞めても教材研究が好きで続けている
  • 元作曲専攻で鑑賞創作の授業が得意
  • ピアノはコンクール全国大会入賞レベルでピアノ動画チャンネル(YouTube)も運営
  • ICTを駆使・時短マニア
  • note自作教材の販売をし、2500ダウンロードを突破!
  • 音楽や音楽教育に関することをX(Twitter)でも発信中
目次

オペラ「魔笛」の人物相関図と各キャラクターの関係


オペラ魔笛の音楽授業教材
より

夜の女王はかつて自分の夫支配していた太陽の世界をザラストロが支配していることで恨みをもっています。

ザラストロは(良い行いをしない夜の女王の元に置いておけないという理由で?)夜の女王の娘パミーナを誘拐(保護)して閉じ込めているのでなおさらですね。

モノスタトスは最初はザラストロに仕えている奴隷頭のような身分ですが、物語が進むにつれ立場が悪くなり、ついには夜の女王側に寝返ります。

王子であるタミーノはザラストロや夜の女王とは関係ないところの出身であると考えられますが、大蛇にやられそうなところ、夜の女王の手下である侍女に助けられたことで、パミーナの存在を知って恋をします。

その最初の大蛇のシーンで偶然に出会ったパパゲーノとタミーノは王女パミーナ救出の旅に出る(夜の女王の指示で)ことになります。(最終的にタミーノとパミーナは結ばれます)

パパゲーノも「自分も女房が欲しい!」とことあるごとに言いますが、最終的にパパゲーナが現れてめでたしめでたしで結ばれます(パパゲーナは話の筋にはほとんど関わっていず、パパゲーノと結ばれる時にだけ出てきて二重唱を歌います)。

コギト

それぞれの登場人物の関係性を示すとこんな感じになります。あらすじは以下の記事で詳しく説明していますよ。

【あらすじ】オペラ「魔笛」を漫画風イラストで簡潔に解説!

オペラ「魔笛」の登場人物とそのアリア

王子タミーノ

タミーノ

大蛇にやられそうになるという情けないオープニングを飾るエジプトの王子ですが、夜の女王一味に助けられ、そこに居合わせたパパゲーノとパミーナ救出の旅に出る。
徐々に正しいのはザラストロの方だと気づき、最後にはパミーナと結ばれる。

タミーノの有名アリア

「なんと美しい絵姿」
3人の侍女に助けられたタミーノがパミーナの絵を見せられて一目で恋に落ちる時の旋律が美しいアリア

王女パミーナ

パミーナ

夜の女王の娘の王女。ザラストロに閉じ込められてはいるが、ザラストロが正しいことはわかっている。しかし母である夜の女王への愛情も捨てきれず二人の対立に悩む。神殿に潜り込んだパパゲーノにタミーノの存在を知らされ、恋に落ちる。

パミーナの有名アリア

「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが」
タミーノに会えたパミーナだったが、タミーノが「沈黙の試練」の最中だったため無視されてしまい、自分に対する愛情がなくなってしまったと勘違いして歌う悲壮感に溢れたアリア

夜の女王

夜の女王

感情的で高慢なキャラクター。もともとは昼の世界を支配していた夫がそれをザラストロに譲り渡したことでザラストロを恨んでいる。娘であるパミーナにザラストロを刺し殺せと命令する。

夜の女王の有名アリア1

「恐れなくともよい」
物語の前半で初めて夜の女王が登場するシーン。悪者ザラストロに娘パミーナが奪われたことを嘆き、助け出してくれればタミーノにパミーナを授ける、と歌う前半と後半の対比が効果的なアリア

夜の女王の有名アリア2

「復讐の心は地獄のように胸に燃え」
パミーナのもとに現れた夜の女王が短剣を差し出して「この剣でザラストロを刺し殺せ、それができなければお前はもう私の娘ではない」と告げる。器楽的なフレーズと高音域の限界を使った超絶技巧を披露するアリア

太陽の世界の支配者ザラストロ

ザラストロ

エジプトの高僧。パミーナを幽閉しているが、全ての状況をかんがみてのこと。私利を追い求めず公平な振る舞いをする。タミーノには叡智を得るための試練を課す。

ザラストロの有名アリア

「この聖なる神殿では」
ザラストロを刺し殺せと言われたパミーナが許しを請う。「全てわかっている。自分がどのように夜の女王に報いるのかわかってほしい」と説得する時の低音域を活かした威厳を感じるアリア

奴隷頭のモノスタトス

モノスタトス

ザラストロの元で奴隷の長のようなことをして働いている。パパゲーノに出会して驚いて逃げてしまったり、パミーナに言い寄ったり、最後には夜の女王に寝返ったりする、人間臭いキャラクター。

モノスタトスの有名アリア

「誰でも恋の喜びを知っている」
寝ているパミーナを襲ってしまおうとしている時に「こんな私でもでも恋のひとつでもするさ、悪いことがあるものか」と歌う軽快でコミカルなアリア

頭出しで視聴できます。

鳥使いパパゲーノ

パパゲーノ

森の鳥使い。大蛇に襲われて気絶しているタミーノと出くわして、イヤイヤ一緒に旅をすることになる。ストーリーにいろどりを与えるピエロのような役回り。自分も女房が欲しいと最後にはパパゲーナと結ばれる

パパゲーノの有名アリア

「俺は鳥刺し」
オペラ冒頭でタミーノが気絶しているところに現れるパパゲーノの自己紹介的なアリア。メルヘンチックで童謡のようにわかりやすい

オペラ魔笛は名キャラクターと名アリアの宝庫

オペラ全編です

オペラ魔笛は美しい旋律を歌う正統派のタミーノ・パミーナ・ザラストロから、感情的で激烈な旋律を超絶技巧で披露する夜の女王、親しみやすい旋律を歌うパパゲーノや、人間臭さあふれるモノスタトスなど、さまざまなキャラクターによる色とりどりのアリアが満載です。

コギト

そのような多彩さが、このオペラを飽きさせない魅力になっていることは間違いないでしょう。

魔笛のキャラクターやそのアリアについてより理解できれば幸いです。

教員

おすすめのDVDは?

魔笛のおすすめのDVDはやっぱりこれです。廉価版で安い上に超名盤。パパゲーノやモノスタトスキャラクターも光ります。

コギト

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授業のネタがこれでもかと詰め込まれ、この教材だけで授業できるセットになっています。

高校の音楽の教科書では「魔笛とそれが作曲された時代背景である啓蒙主義との関係性について理解する」というなかなか厄介な目標が掲げられています。

啓蒙主義とは?フリーメイソンとは?魔笛との関係は?教材を使う先生も理解をしながら教えられるような教材になっています。

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今回は以上です!

【人物相関図】オペラ魔笛の登場人物とアリアをわかりやすく解説(動画あり)

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この記事を書いた人

音楽教師歴18年の元教員。鑑賞・創作・器楽合奏授業が得意。伴奏アレンジや合唱、合奏編曲もできます。国立大学の附属学校で研究主任&教育実習など経験あり。大好きな教材づくりで全国の音楽の先生の役に立ちたい。 自分の仕事を全部音楽関係にしたいから教員をやめて独立。ピアノ歴20年以上。アマチュアコンクールで全国入賞経験あり。ピアノアレンジ楽譜も作っています。

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