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【これだけは押さえろ】旋律づくり(創作)の音楽授業で必ずやるべきこと3選(小学・中学用授業ネタあり)

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今日は教材づくりや授業をやっていて感じる、

「創作の授業の際に気をつけること」を3つ紹介します。

以前のツイートです。

これについて一つずつ解説していきます。

この記事を書いているコギトは、元作曲専攻。

大学時代は合唱曲やピアノソナタなどを作曲。

現在も授業で使う合奏曲などは自分でアレンジしています。

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それではいきましょう!

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目次

創作(旋律づくり)の授業で必ずやるべきこと3選

創作の授業では…

  1. 曲例をたくさん聴く・弾く
  2. 時間をたっぷりとる
  3. 範囲を絞って創作させる

これらが大事です。ひとつずつ解説します。

① 創作の参考になる曲をたくさん聴く、弾く

創作を行う上で作ろうとする曲に似た曲の例をたくさん聴かせておきます

男子
創作ってどんなかんじのをつくるの?

と、子どもたちもどのくらいのものを創作したら良いのか最初よくわからないでしょう。

「こういう感じのものをつくるんだよ」と見本を見せることが必要ですね。

先に紹介した「5つの音で旋律づくり」の教材でも、見本となる曲を数曲挙げて、楽譜もつけているので、聴いたり・弾いたりすることができるようになっています。

創作は、頭の中から音楽を生み出すことですが、誤解を恐れずに言えば、

「今まで聴いたことのある音楽からしか生み出されない」ものと言えます。

創作というと、何か全く新しいものを生み出すという感がありますが、それは一部の天才のみ。

ほとんどの作曲家や作曲する人は全て「それまでの音楽経験」をもとに自分の音楽を作っています。

アルノルト・シェーンベルク(Wikipediaより)

12音音楽を作ったシェーンベルクでさえ、そもそもそれまでの調性音楽を深く知り尽くした上で(そのアンチテーゼとして?)今までにない12音技法に基づいた曲をつくりましたし、


マイルス・デイヴィス(Wikipediaより)

ジャズの即興演奏も今まで練習した「フレーズの引き出し」がたくさんあるからできるわけですよね?

今までの音楽経験に全く基づかずに音楽を作ることは不可能だと言えるわけです。

小学生の創作に話を戻すと、小学生はこの「それまでの音楽経験」がもちろんとても少ないです。小学生ですから。

でもその経験がある程度ないと音楽を作るのは難しい。

だから創作をする前や、していくプロセスの中でたくさんの曲を聴かせてあげることが重要になります。

コギト先生
段階を踏んで教えていくことが大事!

創作をする前に参考曲を聴かせると、

男子
このあと創作しなきゃ!

という気持ちで、結構真剣に聴いてくれたりするので、いい面もありますね。

②創作の時間をたっぷりとる


J.ブラームス(Wikipediaより)

ブラームスが交響曲1番を創作するのに費やした時間はどれくらいか知っていますか?

なんと脅威の21年です。

敬愛するベートーヴェンに負けない交響曲を、と力が入って、なかなか完成しなかったみたいですが、曲を作るのはかなり生みの苦しみがあるもの。

コギト先生
私自身もピアノソナタを自作したことがあります。そのころは手書きで書いていました。

最初の方はかなりスッとアイデアが降りてきて、快調に作り始めましたが、

途中の部分でかなり行き詰まって、何日も1音も書けない、ということもありました。

音楽を作ることに一つの正解はないので、「これかな?」「こっちもいいけど」「あ、こっち治すと、こっちがダメじゃん」みたいな感じで試行錯誤を何度もすることになります

できれば創作の時間はたくさんとってあげたいものですね

さすがに21年は無理ですが。

③創作する範囲を絞って創作させる

コギト先生
いきなり曲を無の状態から作るのは大人でも難しいですよね!

創作の初心者にたいして教える小学校の創作の授業で、

キビキビ先生
音楽も創作も、本来自由にやるべきだから。みんな、自由につくって!

など、なんの制限もなくさせると失敗してしまいます。

コギト先生
自由すぎると逆に何をすればいいのかわからなくなります。

逆に思いっきり範囲を絞ってあげるのが良いと思っています。

  • 1小節だけ
  • 旋律のリズムだけ変えてみる
  • 和音とリズムは決まっていて後はメロディラインだけ

などのように創作する部分を絞った課題設定するのがおすすめです。

作曲の作業はとにかく曲が完成するまでのハードルが多いんです。

「和音」「音階」「リズム」「音色」などについてわかっていないと作れませんし、

その上さらに作った曲を「楽譜に書いたり」「演奏したり」しないと形になりません。

コギト先生
本当に形になるまでのハードルが高い、高すぎるのが音楽づくり、作曲、創作です。

創作する上でのさまざまなハードル全てを小学生に越えさせるのは酷です。

中にはできる子もいるかもしれませんが、そういう子はピアノ習ってたり、ドラムやってたり、と、そもそも創作の授業を受ける前に創作ができてしまっている「授業受けなくてもいい子」なんじゃないでしょうか。

課題に対して初めて臨む子たちが無理なくできる創作の課題を設定しましょう。

noteで販売中の「5つの音でせんりつづくり」の教材の中身です
やりやすいポイント

  • 4小節のフレーズのうち、2、3小節目だけの創作
  • 創作の段階ではマス目を塗るだけ、楽譜は書かない

こんな感じで創作にとりくむ生徒のハードルを下げています。

まとめ 創作(旋律づくり)のハードルを下げる工夫をしよう

創作の授業は先生にとってだけでなく、生徒にとってもハードルが高いもの。

  • 見本を多く示す
  • 時間をたっぷりとる
  • 創作するタスクを絞る

このような工夫をすることで無理なく創作の授業を進めることができます。

ぜひ気をつけて進めてみてくださいね!

コギト先生
今回の記事で解説したポイントを使って作成した「創作授業の教材」が丸ごとダウンロード可能です!

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有料ですが、その辺で無料でダウンロードできるプリントなどとはわけが違います。

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↓中学校・高校用の創作授業ネタ

CMの音を作曲しよう!

今回は以上です!

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この記事を書いた人

音楽教師歴18年の元教員。鑑賞・創作・器楽合奏授業が得意。伴奏アレンジや合唱、合奏編曲もできます。国立大学の附属学校で研究主任&教育実習など経験あり。大好きな教材づくりで全国の音楽の先生の役に立ちたい。 自分の仕事を全部音楽関係にしたいから教員をやめて独立。ピアノ歴20年以上。アマチュアコンクールで全国入賞経験あり。ピアノアレンジ楽譜も作っています。

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