リズムを学ぶのによく使われるのがリズムカード。
みなさんはどんなリズムカード使っていますか?市販のもの?自作?
今回は市販されている「リズムカード」を3種類購入し、実際に試してみました!
- くおんのレッスンシリーズ「リズムカード」
- ぷっぷるのリズムカード(YAMAHA)
- リズムパターンカード(音楽之友社)
簡単に表にして比較すると以下のようになります。
カード | 出版社・価格 | サイズ | カード数・問題数 | 対象学年 | 利用シーン・メリット | デメリット | 購入はこちらから |
くおんリズムカード | くおん出版 1,650円(税込) | 名刺大サイズ | 40問 | 小学校低学年 | ・個人用 ・ドリル付き ・白紙カードあり | ・独自の記号がわかりにくい ・買うなら一人一冊 | 詳細を見る |
ぷっぷる「リズムカード」 | YAMAHA 1,430円(税込) | B6サイズ | 50問 | 小学校低〜中学年 | ・小グループ用 ・カラフル ・使い方いろいろ | ・授業で見せるには小さめ | 詳細を見る |
リズムパターンカード | 音楽之友社 1,320円(税込) | B5サイズ | 20問 | 小学校中学年〜中学生 | ・一斉授業用 ・授業で提示しやすい | 紙は折れやすい | 詳細を見る |
それぞれに活用できるシーンが違うので、リズムカードを選ぶ時の参考にしてくださいね!
ちなみにムジクラスオリジナルの「リズムフラッシュカード50問」もとってもおすすめです!
「リズムフラッシュカード50問」はデジタルのフラッシュカード。↓の動画のように、PowerPointやkeynoteのスライドで画面にリズムカードが現れ、答えは音で鳴ります。
noteで販売している「リズムフラッシュカード50問」をアップデート中です。
— コギト🎸音楽の教材研究家 (@COGITOmusic) March 23, 2021
スライドに答えの音を入れて、
●音楽苦手な先生でも授業できる
●児童・生徒が独学できる
ようにしています。
キーノートデータを生徒にAirDropとかで配布できれば自分たちで勉強進められますね。
在宅学習にも! pic.twitter.com/L1ehGar6OG
スクリーンに映し出して大きく表示して学べ、50問中にない自作問題を作ることもできます。もちろん紙に印刷することもできる汎用性の高い教材になっています。
5段階のレベルにわかれているので小学校低学年〜中学生まで幅広く使えるリズムカードの決定版!
気になった方は是非ご覧くださいね!
コギト | 音楽教材研究家
- 音楽教員歴18年の元音楽教員。辞めても教材研究が好きで続ける
- 元作曲専攻で鑑賞や創作の授業が得意、ICT・時短マニア
- ピアノはコンクール全国大会入賞レベルでピアノ動画チャンネル(YouTube)も運営
- ICTを駆使・時短マニアnoteで自作教材をアップ、3000ダウンロードを突破!
- 音楽教員のためのオンラインサークル「ムジクラブ」運営中
①くおんのレッスンシリーズ「リズムカード」は個人用
くおん出版から出されている「リズムカード」は、個人で学習する教材の仕様。
カードは小さめで付録のドリルがついています 。
音符に始めてふれる生徒が親しみやすいように絵を描いたりなぞったりしながら音符を書くのに慣れていく設計になっています。
肝心のカードは定期券の一回り大きいサイズで、2拍〜4拍の短いリズムが練習できるようになっています。
40枚に白紙のカード8枚がついて計48枚セットとなっています。
このリズムカード独自の「W」字の記号。音の長さが理解しやすいような工夫をしていますが、これは逆にわかりにくかったりもする気がしました…。
音符も出てきて、さらに新しく記号も出てきて、っていうのはちょっと…。
小学校低学年で音楽の授業用のドリルとして一人一冊買うという使い方が適していると感じました。音楽教室などでも使えると思います。
②YAMAHA ぷっぷるのリズムカード
カードがカラフルなのが特長で、イラストも入ってかわいいです。大きさはB6という文庫本くらいのサイズ。
入っているリズムの一覧はこんな感じです。
一斉授業で生徒に提示するのには小さいサイズですが、
- 「先生がリズムを叩いて、そのカードを取る」というカルタ的な遊び
- 「リズムを組み合わせて、リズム作り」
などの使い方に向いているカードです。
工夫次第でいろいろ使えそうですね。
小学生のグループワークに使えそうな感じがします。クラスに5〜6セットあると、カルタ遊びやリズム作りができそうですね。
③リズムパターンカード(音楽之友社)
音楽之友社から出ている「リズムパターンカード」は一斉授業向き。
3種類の中でも一番大きいB5サイズで(これより大きいサイズは探してもありませんでした)、シンプルな見た目。音符以外書いていないので、わかりやすく提示できます。
見せて、リズムを叩いて、というフラッシュカード本来の使い方だけに絞ったカードですね。
教室で全員に見せるのにぎりぎり大丈夫な大きさといった感じでしょうか。
カードの一覧はこんな感じ。
難しいパターンも用意されていて、中学生でも使える難易度です。
40枚のカードが入っているのに、同じ問題のカードが2個ずつあるので、問題数は20問しかないのが痛いところ。なんでだろ?
また拍子もすべて4/4拍子で、他の拍子はありません。
市販されている中で一斉授業に使えそうな唯一の大きさなのですが、バリエーションの少なさが残念です。
授業で他の先生も手作りのフラッシュカードを使っている理由がなんとなくわかります…。
まとめ デジタルのリズムカードは超おすすめ!!
使えそうなリズムカード、みつかりましたか?
市販のリズムカードは小さい子への個人レッスンや少人数には使えそうですが、音楽の授業での活用範囲は狭いかなと思います。
もしあなたが学校の音楽の授業で使うリズムカードをお探しなら、ぜひムジクラスのリズムフラッシュカード50問も検討してみてください。以下比較表です。
カード | 出版社・価格 | サイズ | カード数・問題数 | 対象学年 | 利用シーン・メリット | デメリット | 購入はこちらから |
くおんリズムカード | くおん出版 1,650円(税込) | 名刺大サイズ | 40問 | 小学校低学年 | ・個人用 ・ドリル付き ・白紙カードあり | ・独自の記号がわかりにくい ・買うなら一人一冊 | 詳細を見る |
ぷっぷる「リズムカード」 | YAMAHA 1,430円(税込) | B6サイズ | 50問 | 小学校低〜中学年 | ・小グループ用 ・カラフル ・使い方いろいろ | ・授業で見せるには小さめ | 詳細を見る |
リズムパターンカード | 音楽之友社 1,320円(税込) | B5サイズ | 20問 | 小学校中学年〜中学生 | ・一斉授業用 ・授業で提示しやすい | 紙は折れやすい | 詳細を見る |
リズムフラッシュカード50問 | ムジクラス 2,480円 | カスタマイズ自由 | 50問 (作成ツールで自作可) | 小学校低学年〜中学生 レベル5段階 | ・プリントあり(個人用) ・TVに映して一斉授業も | 紙で使いたい場合は印刷 | 詳細を見る |
市販の教材よりも音楽授業向きで編集もできるから便利ですよ!
↓気になった方は以下のリンクから中身をのぞいて見てくださいね。
今回は以上です!
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