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【中学生でも簡単】イタリア語で歌おう!発音のコツをわかりやすく解説!(発音表付き)

中学生でも簡単】イタリア語で歌おう!発音のコツをわかりやすく解説!(発音表付き)

大学生時代は声楽の授業でイタリア歌曲を歌いまくり、最近はロッシーニのオペラにも合唱で参加したコギトです。

中学校や高校では「サンタルチア」や「オンブラマイフ」などのイタリア歌曲をイタリア語で歌う授業があります。

今回はイタリア歌曲を歌うときに最低限必要なイタリア語発音の仕組みについて解説していきます。

コギト

この記事を読めば、楽譜に書いてあるイタリア語の歌詞をほぼ読めるようになります。

基本的にはイタリア語はローマ字で読めばOK

以下の表の通りです。

イタリア語発音表

あとはいくつかの規則を覚えていけば簡単に読むことができます。

発音に迷ったら、「イタリア語読み上げサイト」で発音を確かめることもできます。

イタリア語独特の「巻き舌」の方法についても解説していますので是非参考にしてください。

ブログ運営者

コギト | 音楽教材研究家

  • 音楽教員歴18年の元音楽教員辞めても教材研究が好きで続ける
  • 元作曲専攻で鑑賞創作の授業が得意、ICT・時短マニア
  • ピアノはコンクール全国大会入賞レベルでピアノ動画チャンネル(YouTube)も運営
  • ICTを駆使・時短マニアnote自作教材をアップ、3000ダウンロードを突破!
  • 音楽教員のためのオンラインサークル「ムジクラブ」運営中
目次

イタリア語発音の基本3点

イタリア語発音の基本3点

イタリア語の読み方の基本は以下の3点です

  • 基本的にローマ字読み
  • 最後は母音で終わる(日本語に似た発音)
  • 日本語よりハッキリと口を動かして明るく発音する


イタリア語は基本的にローマ字読みをすればOK。

単語は最後母音で終わるので、日本語に似た発音になっており、日本人にとって比較的発音するのが簡単な言語です。

以下の発音表をご確認ください

イタリア語発音表

「j」「k」「w」「x」「y」の5文字はイタリア語では使いません。(ただし外来語を表す場合には使います)

上の表で「r」が、ひらがな表記なのは「巻き舌」だからです(次に解説します)

コギト

結構簡単ですよね!

イタリア語の巻き舌の発音

イタリア語の巻き舌の発音

イタリア語の大きな特徴として「r」の発音の「巻き舌(タングトリル)」があります。

舌を口の中で上向きにカールさせるようにし、空気を吐くことで舌が震え、「ルルルルル」という独特な発音になります。

巻き舌はコツを覚えれば簡単ですが、できない人もいると思います。

以下の動画がわかりやすかったので参考にしてみてください!

イタリア語の基本以外の発音

イタリア語の基本以外の発音

先の表に出てこない、基本以外の発音について覚えていきましょう。

コギト

これでイタリア語の読みはほぼほぼOKです。

「s」の発音

「s」は単独で母音にはさまれると濁って発音します。ただし「s」が連続した場合は濁りません。

osa(コー)物 rosso(ロッ)赤 

「z」の発音

「z」は個人差・地域差で濁ったり濁らなかったりします。どちらで発音しても通じる場合がほとんどのようです。

pizza(ピッツァ)ピザ azzurro(アッーロ)青い

「ch」の発音

「chi」は、「che」は、と発音します。

chiaro(アーロ)明るい forchetta(フォルッタ)フォーク

「gh」の発音

「ghi」は、「ghe」はと発音します。

spaghetti(スパッティ)スパゲッティ ghiaccio(アッチョ)氷

「sc」の発音

「sci」で「ʃ」の発音をします。「sci」+「a,u,o」で「シャ(シァ)」「シュ(シゥ)」「ショ(シォ)」

例外的に「sce」で「シェ」の発音になります(「scie」ではない)

sciare(シャーレ)スキーする  conoscere(コノーシェレ)知る 

「gn」の発音

「gn」はニャ行の発音をします。

signore(スィニョーレ)紳士 

「gli」の発音

「gli」は柔らかい「り」の発音となります。

figlio(フィーオ)息子 

「h」の発音

「h」は発音しません。次の母音の音だけを発音します。

hanno(ンノ)持っている

イタリア語のアクセント

イタリア語のアクセント

イタリア語のアクセントをしっかり守ることでグッとイタリア語っぽく聞こえますし、このアクセントを生かしてイタリア語の歌の節回し・フレージングは考えられているので、よく理解しておきましょう。

イタリア語のアクセントの原則は以下の3つです

  • アクセントは「長く」「強め」に発音する
  • 単語の後ろから2つ目or3つ目の音節に置かれる
  • アクセント記号が書かれている場合はその音がアクセントとなる

sole(ソーレ)太陽 *「ソ」にアクセント、アクセントは強く長く発音 
settimana(セッティマーナ)週 *最後から二つ目の音節の「マ」にアクセント 
felicità(フェリチタ)幸福 *「タ」を強く読むというより他を強く読まないイメージ

コギト

これで発音はバッチリです!

イタリア語を発音してみよう!

イタリア語を発音してみよう!

最後に練習問題として、イタリア語のことわざを読んでみましょう。

発音できるか挑戦してみてください。

Roma non fu fatta in un giorno. (ローマは1日にしてならず) 

Vedi Napoli, e poi muori!  (ナポリを見て死ね)

Meglio soli che male accompagnati. (悪い友とつき合うより孤独の方がまし) 

Mai si è troppo giovani o troppo vecchi per la conoscenza della felicità. (幸せを知るのに、人は若すぎることもなければ、老いすぎていることもない)

Chi trova un amico trova un tesoro.  (友に巡り会えた人は宝を手に入れたのと同じ) 

コギト

読めたらばっちりですね!

答えは以下です(ひらがなは巻き舌です)

Roma non fu fatta in un giorno. (ろーマ ノン フ ファッタ イン ウン ジォーるノ ) 

Vedi Napoli, e poi muori!  (ヴェディ ナーポリ、エ ポイ ムオーり )

Meglio soli che male accompagnati. (メッリォ ソーリ ケ マーレ アコンパーニャティ ) 

Mai si è troppo giovani o troppo vecchi per la conoscenza della felicità. (マイ スィ エ トろッポ ジォーヴァニ オ トロッポ ヴェッキ ペる ラ コノシェーンツァ デッラ フェリチタ)

Chi trova un amico trova un tesoro.  (キ トろーヴァ ウン アミーコ トろーヴァ ウン テゾーロ ) 

以下の読み上げサイトでも本場の発音が聞けますので、使って確かめてみるのもおすすめ。

テキスト読み上げシステム

今回の記事を参考に是非イタリア語の曲にチャレンジしてみてくださいね!

コギト

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今回は以上です!

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この記事を書いた人

音楽教師歴18年の元教員。鑑賞・創作・器楽合奏授業が得意。伴奏アレンジや合唱、合奏編曲もできます。国立大学の附属学校で研究主任&教育実習など経験あり。大好きな教材づくりで全国の音楽の先生の役に立ちたい。 自分の仕事を全部音楽関係にしたいから教員をやめて独立。ピアノ歴20年以上。アマチュアコンクールで全国入賞経験あり。ピアノアレンジ楽譜も作っています。

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