
今回は私が実際に授業でも取り上げたことのある、
手嶌葵さんの「虹」という曲を紹介します。
- 手嶌葵さんの息を呑むような歌唱を聴く!
- 音域が狭くゆったりした曲で楽に歌える(コロナ明けの歌唱授業向きかも)
- 簡単なメロディゆえに、表現の学習にすぐに入ることができる
- 間奏の部分はリコーダーや鍵盤ハーモニカのソロなどで器楽にも活かせる
ちなみにこの曲はメジャーではないため、
楽譜が大手から出版されていません…。
が、私が採譜して作ったものがあります↓
今なら、この「虹」の弾き歌い楽譜をタダでプレゼントしますので、



と思われた方は記事の下にある要領でお問い合わせいただければと思います!
[ad1]
手嶌葵「虹」についてざっくり
手嶌葵さんが歌う「虹」は、
映画「西の魔女が死んだ」の主題歌です。
↓予告編に虹のサビの部分も入っていますので、映画の内容も参考にしつつ、どうぞ。



作詞は新居昭乃
作曲は新居昭乃 保刈久明
歌っている手嶌葵さんと言えば、
映画「ゲド戦記」の「テルーの歌」で有名になりました。
静かにウィスパーボイスで歌うスタイルのとても声がきれいな歌手さんです。
サビの歌詞は
空には 生きている 叶える 虹がほほえむ
胸には かけがえのないもの 守ることを
なくさない 私の たからもの かがやく
読み手の自由な解釈の余地を残した歌詞です。
↓本人の演奏ではありませんが、歌全曲の参考動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=L8V4f9LCkZQ
「虹」の歌唱指導のポイント



①手嶌葵さんの息を呑むような歌唱を聴く!
私のクラスでも、この曲を取り上げる時に、
まず生徒たちに原曲を鑑賞させましたが、
その歌声に、



私のクラスでは曲を初めて鑑賞した後、学習内容とは別に「自由な一言感想」というものを書かせるのですが、
歌声がすごくきれい!
こんな風に歌えるようになりたい!
言葉の一つ一つを丁寧に歌っている感じがした。
など、いつになく熱の入った感想がたくさんあったのが印象深かったです。



- 手嶌葵さんがどんな歌い方をしていたか
- その歌い方がこの曲にどんな印象を与えているのか
などをグループで話し合ってみるのもいいかもしれませんね。
↑こちらはAmazon Musicの音源です。
↑CDで買うなら、ベスト盤の”Collection Blue”がオススメ。



②音域が狭くゆったりした曲で楽に歌える(コロナ明けの歌唱授業向きかも)
この曲は音域が狭いので、高すぎる音や低すぎる音が出てこず、楽に歌えます。
↑曲の冒頭、最低音は原曲で「シ♭」。
↑サビも1オクターブ上の「シ♭」までしか出てきません。



難しい音程もなくて、小学生でも十分歌えます。
(小学生が歌うには少し低いので、ハ長調に移調して歌うと良いかと思います。)
もちろん、簡単なメロディですがとてもよい曲なので、中学・高校で取り扱っても見劣りはしないかなと思います。
③簡単なメロディゆえに、表現の学習にすぐに入ることができる



この曲の授業では、私の場合、
- 「大事なものを置くように」丁寧にフレーズを歌う
- 音程を揃える
ことを目標にしました。
一つ一つのフレーズは短いので、その一つをしっかり着地させてまとめることが大事な曲です。
そしてそのためにも音程をしっかり取ることが重要になってきます。
↑フレーズの終わりが特に長く伸ばすわけではないので、最後の音をきれいに着地させる(音程を取ってやんわりと音を切る)のは結構難しいです。
最後の赤丸の部分(大きなフレーズの終わり)は全音符なので、
mpのまま静かに音を伸ばして、音程が合っているかチェックするのも良いです。



[ad1]
④間奏の部分はリコーダーや鍵盤ハーモニカのソロなどで器楽にも活かせる



↑1小説目の3拍目からが間奏の笛のフレーズ。
アルトリコーダーなら吹ける音域ですね。
16分音符や前打音、装飾音符などは適宜入れたり、また難しければ省略しましょう。



鍵盤ハーモニカで演奏しても楽しいです。
音域も問題ないですし、1オクターブ上でも演奏できます。
この部分の鍵盤ハーモニカでの演奏例としては例えば、
- めちゃくちゃ上手い生徒の活躍の場としてソロとか少人数で演奏させる
- 鍵盤ハーモニカを2グループに分け、得意なグループは1オクターブ上で全部、そうでないグループは楽譜通りに後半だけ(後半だけオクターブで重なり厚みが増す設計)
などアイデアはいろいろ出てきます。



特に楽器を教える時、
♯や♭を必要以上に避けていませんか?
♯や♭は
○運指などが難しくないこともある(リコーダー)
○所々現れることで、目印みたいになって逆に覚えやすかったりする(鍵盤)
ということもあるので、
♯♭2〜3つくらいまでの曲なら私は怖れず使います。— コギト🎸音楽の教材研究家 (@COGITOmusic) August 24, 2020
[ad1]
まとめ
手嶌葵さんの『虹』、
あまり知られていない名曲、という感じで、
発表会やお別れ会、卒業式などで取り上げてもなかなか感動する曲です。
シンプルでテンポもゆったりした曲は、生徒のノリなども考えると、
授業で取り上げるには勇気がいるかもしれませんが、
大声を出すことが遠慮されているコロナ明けの今、
この曲にトライしてみる絶好の機会ではないかと思い、記事を書きました。
参考になれば幸いです!
以下、もう一度CD情報、私の作成した伴奏音源(歌詞付き)、楽譜の情報なども挙げておきます。
この名曲がいろいろな生徒たちに届くといいです。
↑こちらはAmazon Musicの音源。
↑CDで買うなら、ベスト盤の”Collection Blue”。手嶌さんの魅力、詰まってます。
楽譜はこちらから↓
手嶌葵『虹』ピアノ弾き語り楽譜(ココロはミュージシャンHP)
↑上記の販売楽譜を今無料でプレゼントしています!
この記事を
○ツイッターにリンクを貼ってツイート
○フェイスブックにリンクを貼って投稿
○ブログでリンクを貼って紹介
していただき、
このブログのお問い合わせ欄(サイトの一番下にあります)から紹介したURLを送っていただくだけで、
○曲のピアノ弾き歌い楽譜(コード付き)
○メロディパート楽譜(コード付き)
をあなたのメールアドレスにPDFファイルで送付させていただきます!
(名前や住所・電話番号等をお知らせいただくは必要ありません。)
2020年9月いっぱいで終了させていただきますので、この機会にぜひ使ってください!
[ad1]
[ad1]
コメント